楽天ポイントせどりを始めて5カ月ほど。
まだまだ初心者ですが、先月は利益が20万円を超えました。
自分でもこんなに順調に利益を出せると思っていませんでした。
コロナ禍の巣ごもり需要などの特殊要因があるもかもしれません。
「店舗せどり」や「中国輸入せどり」などを経験してないので、ほかのせどり手法との比較はできません。
ただ、楽天ポイントせどりをしてみると、以下のようなメリット・デメリットが見えてきました。
・成果(利益)を出しやすい
・リスクが少ない
・時間の融通がきく
・自己消費分もお得に買える可能性がある
・ビジネスの勉強になる
・初めは手間と時間がかかる
・規模を拡大している間はキャッシュフローが少ない
・大きな利益を上げることは難しい
・リサーチは続けなければいけない(時間を取られる)
今回はメリットについて解説します。
メリット① 成果(利益)を出しやすい
個人でできるビジネスは数多くありますが、楽天ポイントせどりは比較的利益を出しやすいビジネスだと思います。
例えば、アフィリエイトは1万円の報酬を得るまで数カ月かかることもあります。
ブログなどで収益化を図っている人の大多数は、1万円の利益も出せないまま辞めてしまいます。
不動産投資(不動産賃貸業)にしても、自己資金を貯めるために時間がかかりますし、物件探しに数カ月、さらに契約・引き渡しまで数カ月ということも多々あります。
収益物件を買っても、使った自己資金を回収するまでに数年かかることも珍しくありません。
ビジネスの構造が違うので単純に比較することはできませんが、せどりであれば、初月で1万円の利益を上げることは十分可能です。
個人規模で取り組むビジネスのなかで、「せどり」は再現性の高い事業です。
ポイントは現金と同じ
楽天ポイントせどりはポイント分も利益と捉えます。せどりで一番大切なのは「利益の出る商品を見つける」ことですが、初心者はそれが難しい。
しかし、ポイント分も利益と考えれば、「現金利益はほとんどないけど、ポイント分はプラスだった」ということがあります。
例えば、10000円の商品を楽天市場で仕入れる場合を考えます。
フリマサイトで11500円で売って、手数料や送料が1500円かかったとします。
その場合、現金の収支はプラスマイナスゼロ。
ただ、15%のポイント還元であれば、楽天ポイント1500ポイントもらえます。
その1500ポイントは次の仕入れに使えば、現金1500円と同じ価値があります。
または、楽天市場や楽天ポイントが使える店舗で生活必需品を購入するときにポイントを使えば1500円分安く買えることになります。
楽天はポイント10倍のようなキャンペーンを実施することもありますので、そのようなタイミングで商品を仕入れればポイントも貯まりやすくなります。
私の例で言えば、月に5万~10万のポイントを獲得します。
ビールを買うのに使ったり、飲食店で使うこともあります。
次の仕入れに使って現金化することもあります。
使い方はそれぞれですが、とにかくポイントを含めて利益と考えることで、利益商品を見つけやすいくなります。
そのような点で、初心者でも利益を出しやすい、再現性の高いビジネスだと思います。
慣れてくれば、ポイントを含めずに利益を出せる商品を見つけることも可能です。
そうすれば、利益率は大きくアップします。
メリット② リスクが少ない
楽天ポイントせどりは、小規模からはじめれば、ほとんどリスクはないと思います。
スマホ1つで始めることができるので、初期投資は必要ありません。
店舗を構える必要もないし、機材が必要な訳でもありません。
スマホを使って写真を撮って、商品説明を記載して出品して、売れたら梱包して発送する。
梱包資材も数百円です。
在庫を抱えることになりますが、同じ商品を複数個買わず、1つ買ってみることから始めれば大きなリスクにはなりません。
「売れなかったら、自分で使おう」と考えてスタートしてもいいと思います。
小規模でも出品することで、その商品カテゴリーの動向やライバルの有無などが分かるようになります。
そのような経験を積みながら、規模を徐々に拡大していけばリスクを抑えることができます。
売れ行きを知ってから仕入れる
メルカリなどのフリマサイトの場合、過去の取引を見ることで、その商品がどのくらいの価格で売れたのか、どのくらいの数が売れているのかを知ることが出来ます。
ということは、商品を買う時(仕入れる時)は、その取引実績を参考にして、「このくらいで売れるだろう」と予想することができます。
取引実績だけでなく、販売中の商品の価格もチェックします。
相場(売れやすい価格)を知ってから、利益が出そうな商品を買うわけですから、売れないリスクは少ないです。
現実には、商品を買ったあとにライバルが増えて値崩れすることもあります。
それでも大きなマイナスとなることは考えにくいです。
私はまだ5カ月ほどの経験しかありませんが、同じカテゴリーの同じブランドの商品を多く扱ってきたので、「この商品で、この価格なら利益がでる」と、すぐに分かることが多くなりました。
相場を把握できれば、失敗する可能性は小さくなります。
メリット③ 時間の融通がきく
副業の場合、時間の融通がきくことは大きなメリットとなります。
楽天ポイントせどりでは、主に「仕入れ」、「出品」、「価格交渉や質問への対応」、「発送」という作業があります。
仕入れは、楽天市場で商品を買うわけですから、場所や時間を選びません。
あえて言えば、すぐに売り切れてしまう特売商品であれば、セール開始時にインターネットに接続できる必要があります。
人気商品であれば、すぐに売り切れになる可能性があるので、頻繁に楽天をチェックできる環境の方が有利かもしれません。
ただ、基本的にはスマホがネットに接続できれば仕入れはできます。
通勤途中の電車のなかでも、外回りの途中でも、会社のトイレでも、ランチの途中でも、いつでも仕入れはできます。
出品作業については、フリマサイトの場合、写真の撮影や商品説明文を自分で書きますので、その時間が必要です。
ただ、期限が決められている訳ではないので、早く帰宅出来た平日や休日にやれば問題はありません。
慣れてくれば、撮影も商品説明文も短時間で準備できるようになります。
一度出品したことがある商品であれば、過去の写真や文章を使えますので、手間や時間はほとんどかかりません。
フリマサイトの場合、価格交渉や質問への対応をしなければいけません。
説明文に「値下げ不可です」と記載すれば、価格交渉はなくなります。
商品についての質問は、出来る範囲で答える必要があると思います。
ただ、業者ではないので、完璧な説明は必要ありません。
基本的には商品説明文にサイズや特徴をきちんと記載し、写真もできるだけ掲載する。
そうすることで、質問の数は減ると思います。
仕事などで忙しい場合は、「仕事でお返事が遅くなることがありあす」と注意書きをしておけば問題はありません。
現物を確認しなければ分かないような質問があった場合は、コメント欄に「帰宅して、商品を確認してからお返事します」とコメントをすれば大丈夫です。
アルバイトのシフトのように時間が決められているわけではないので、できる範囲で誠実に対応すれば問題ありません。
発送についても、同じです。
できる範囲で早めに対応すれば問題ありません。
大型の商品をのぞき、コンビニで発送が可能です。
夜遅くでも、朝早くても発送できます。
小さな商品であれば、通勤途中でも発送ができます。
出張などで発送作業が出来ないのであれば、その旨を商品説明などに記載すれば大丈夫です。
いずれにしても、生活スタイルに合わせて、コンビニに行きやすい時間に行けばいいのです。
主な作業である「仕入れ」、「出品」、「価格交渉や質問への対応」、「発送」は期限が決められている訳ではありません。
もちろん、商品が到着したら早めに出品したほうがいいですし、発送も早い方が購入者さんは嬉しいでしょう。
ただ、本業や家事で忙しい人も多いと思います。
そのような人は「できる範囲」で誠実に対応すれば問題はありません。
メリット④ 自己消費分もお得に買える可能性がある
これは楽天ポイントせどりの大きなメリットだと思いますが、楽天のサービスを利用しているとポイント倍率がアップするSPUを利用することで、自己消費分の買い物もお得になります。
私の場合、最低でもSPU12倍なので、自分が欲しいモノを買っても、その分のポイントを得ることができます。
さらに、「このショップは週末にセールをする」とか「このショップは0と5の付く日はさらにポイントがアップするキャンペーンがある」などの知識が増えることのメリットもあります。
同じ商品でもショップやタイミングで大きく価格・獲得ポイントが違います。
せどりでの取り扱い商品に限らず、自分用の商品でも「お得に買う」という癖がつく人が多いと思います。
メリット⑤ ビジネスの勉強になる
せどりとは、立派な物販ビジネスです。
「安く買って、その価格より高く売る」というビジネスの基本です。
その過程で、仕入のタイミング、利益率、商品の回転率、価格設定、顧客対応(コメントへの対応)、商品の見せ方、顧客心理などを学ぶことができます。
自然と「どういう説明をすれば買ってもらえるか」、「どのくらいの価格であれば1ヵ月以内に売れるか」などを考えるようになります。
サラリーマンと違い、身銭を切ってやっている訳ですから、一生懸命に考えます。
そのことに大きな意味がありますし、「自分で稼ぐ」という経験にもなります。
小さく始められて、時間の融通もきいて、ビジネスの経験もできる。
そういう点がメリットだと感じました。
一方、デメリットもあります。
それは次回に記事にしたいと思います。
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