投資初心者が年金不安を解決する方法【投信・不動産】

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 給料が上がらなかったり、「年金2000万円不足」が話題になったことで、リタイア後の生活設計を不安に思っている人が多いようです。


 資産運用や投資のセミナーも活況のようですが、投資には資金が必要です。


 しかし、「とにかくお金を貯めよう」と思っても、目標や使い方が明確に分からないと、貯蓄も継続できません。


 どのくらいの資金をつかって、どのくらいの期間で、どのくらいの利回りで運用すれば、どのくらい増えるのか。


 そのような道筋が見えれば、貯蓄を頑張ったり、積立を継続できる可能性も高くなります。


 老後の生活を不安に思う30代~40代の投資初心者向けに、投資資金や投資方法、利回りの計算などをシミュレーションしてみたいと思います。

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投資は規模―まとまった資金を貯める

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 「年金だけでは2000万円足りない」という試算が話題になりました。


 その2000万円を貯蓄で賄う場合、40歳の人であれば、65歳まで25年ですので、年間80万円の貯蓄が必要です。


 教育費などの積立も必要であることを考えると、老後資金のために年間80万円の貯蓄を続けることはハードルが高いですね。


 そこで、大事なのが投資です。手元のお金を投資に使って、資産を増やすのです。


 投資を考えるときに、「利回り」という言葉があります。


 例えば、10万円を投資に使って、1年後に11万円になっていたら、利回り10%です。


 利回りは%ですので、資金の規模が大きくなれば、リターンが大きくなります。


 次の2つの事例を比べてみます。


 100万円を10%で運用すると、1年後には110万円です。10万円のプラスです。


 1000万円を3%で運用すれば、1年後には1030万円です。30万円のプラスです。


 利回りは1000万円の方が低いですが、投資規模に10倍の差がありますので、リターンは1000万円の方が3倍になります。


 一般的に利回りが高いということは、リスクも高くなるので、規模が大きければ、比較的リスクを抑えながら、リターンを大きくすることができます。


 そのため、「投資には種銭が必要」と言われるのです。


 ポイント投資なども話題になっていますが、月に数百円の投資を続けることよりも、まずは投資資金を確保することです。

まずは投資資金を確保する

 では、いくらの資金からスタートすればいいのでしょうか。


 もちろん、月数千円から積立投信を買うことはできます。


 ただ、早いタイミングで一定規模の投資資金を投入することで、複利の効果を使ってリターンを大きくすることができます。


 どのような投資・資産運用をするかによって違いますが、500~600万円を確保したいところです。


 いくつかの調査結果をみると、金融資産の保有額は、30歳代の中央値で400万円程度、40歳代の中央値で800万円程度のようです。


 今回、40歳、貯蓄650万円の人が投資をする場合を考えたいと思います。

 
 全部を投資資金にはできませんので、そのうち150万円は生活防衛資金です。


 残りの500万円を投資資金として運用します。

【関連記事】固定費の見直しで月に1万円の支出削減【サラリーマンの節約】

500万円の資金があれば、65歳で2000万円は可能

 40歳で、500万円の投資資金が確保できたとします。

 それを、株式投資で運用するパターンと、不動産投資で運用するパターンで考えてみたいと思います。

株式投資(投信)で利回り4%を目指す

 株式投資で老後資金を確保したい場合、長期分散投資が基本です。


 まず、当初5年間は投資資金500万円を毎年100万円ずつ投資します。それに加えて、毎月2万円を給料から捻出して投資に回します。


 具体的には、500万円から切り崩すのが毎月8.3万円。それに加えて、毎月の給料から2万円を投資に使うので、当初5年間は毎月10.3万円を使って投信を積み立てることになります。


 利回り4%が確保できれば、5年後に683万円になります。


 500万円を使い切ったあと、6年目からは毎月1.5万円で投信を買います。


 45歳から20年間、平均4%で運用すると仮定します。


 すると、65歳の時点で、2044万円になっています。


 投資額は最初5年間の18万円と、その後の20年間で360万円。総投資額は合計978万円です。


 当初5年間に多めに資金を使っていますが、25年間同じくらい金額を積み立てる方法もあいます。


 例えば、月4万円で積立投信を買って、4%で運用。それを25年間続ければ、2042万円になります。その場合、総投資額は1200万円です。


 いずれにしても、利回りに加えて、複利効果の恩恵を受けることで2000万円を達成できます。

戸建を複数棟所有して老後資金を確保する

 本と椅子

 次に不動産投資のパターンです。


 不動産投資といっても、様々な物件の種類がありますが、古い戸建を現金で買い進める方法を紹介します。


 融資を使わないのでハードルが低いですし、初心者でも失敗が少ない手法です。


 簡単に言えば、戸建を買って、家賃を貯めて、次の戸建てを買う。これを繰り返すだけです。


 では、シミュレーションしてみましょう。


 まず投資資金500万円のうち450万円ほどを使って、古い戸建を購入します。50万円は運営費用として残しておきます。


 イメージとしては、古いけど、立地は悪くなくて、5~6万円ほどの家賃で貸せるような住宅です。


 不動産の場合は、メンテ代、火災保険などの維持費がかかりますので、1年後に手元に残る家賃を50万円と想定します。


 それを7年ほど運用すれば、350万円になります。

 
 この7年間に100万円の追加資金を確保しておきます。

 
 350万円と追加資金の100万円で、2棟目の戸建を買います。


 1棟目と同じく、5~6万程度の家賃、年間の手残りが50万円程度の物件とします。

 
 すると、2戸合計で年間100万円のキャッシュフローになります。

 
 2戸の家賃を貯めれば、5年後には500万円になります。この資金で同じような戸建を買います。


 すると、3戸合計で年間150万円が残ります。3年後には450万円が貯まります

 
 その450万円で、また同じような戸建てを買います。

 
 すると、4戸合計で年間200万円。2年半後には500万円が貯まります。


 その500万円で、戸建を買います。

  
 この時点で、投資開始から21年、5棟の戸建を所有していることになります。


 年間のキャッシュフローは250万円ですので、購入をやめれば、4年間ほどで1000万円が貯まります。

 
 65歳時点で5棟の戸建と、1000万円の現金が残ります。

 
 そして、不動産は稼ぎ続けてくれます。

 
 投資資金は、最初の500万円と、7年後の100万円の合計600万円です。


 実際には、大規模な修繕もあるので、物件取得までの期間が遅くなることはあると思います。

 
  しかし、上手く売却で利益を確保できれば、もっと物件や資産を増やすこともできるかもしれません。


 このように時間を味方につけて、コツコツと投資を続ければ、不動産でも資産を築くことができます

「机上の話」で終わらなければ達成可能

 株式(投信)と不動産を使った投資のパターンで、老後資金の確保を考えてみました。


 最初の資金として500万円を想定していますが、その後の負担は多くて月2万円ほどの資金投入です。


 500万円が準備できれば現実的なシミレーションを考えてみました。

 
 ただ、行動に移すとなると、どのような投信を買って利回り4%を確保するのか、どのように月5万円の家賃が貰える戸建を買うのか、という問題があります。


 特に不動産の場合は、地域性や物件選定のコツ、値下げ交渉、リフォームなど事業的な側面も大きいです。


 どちらかと言えば、投信の方が買いやすいですが、それでも実際に行動に移す人は少ないでしょう。


 まして、不動産投資を始める人は、ほとんどいません。


 多くの人は机上の話で終わるのです。しかし、行動に移せば、十分に達成可能です。


 どちらにしても、投資資金の確保や投資の勉強が必要です。


 2019年12月現在、アメリカ株式、日本株式ともに高値圏と言われますし、不動産もなかなか値下がりしません。

 
 しっかりと勉強をしながら、投資資金を貯めることからスタートすることをおすすめします。


 難しそうに思える戸建投資でも、1年間、不動産投資のノウハウや地域特性を勉強すれば十分です。


 一番危険なことは、分からないモノに投資をすることです。


 株にしても不動産にしても、しっかり勉強して、コツコツ投資を続ければ老後資金に困らない程度の資産が築けると思います。

 
 目標や道筋があれば、貯蓄もしやすいですし、勉強もできます。今回のシミレーションがこれから投資を始める人の参考になればうれしいです。

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