家計の見直しには、固定費の削減が効果的です。
固定費には、住宅関連費や保険などがありますので、削減できれば家計にとって大きいです。
しかし、固定費が削減できても、変動費で湯水のようにお金を使っては意味がありません。
多くの人は、「赤字体質を改善したい」、「毎月貯蓄をしたい」という思いで、節約を考えるはずです。変動費についても、一度は見直してみることをおすすめします。
変動費には、食費や被服費、レジャー費など生活の中でなんとなく使う経費が多くあります。
変動費を節約することで、「本当に必要か?」と考える習慣につながります。
また、短期間で貯蓄を増やしたい場合は、固定費・変動費に限らず、支出削減を目指した方がいいですね。
長期的に節約生活をするのは苦しいかもしれませんが、目標を決めることで節約も続けやすくなります。
例えば、「2年間で年収の半分の貯蓄を確保する」という目標を決めて節約する。
期間が決まっていれば、外食の回数を減らしたり、好きな服を買うのを我慢出来たりするのではないでしょうか。
一定額の貯蓄ができれば、無駄な保険を解約できるかもしれません。つまり、保険代という固定費をできるようになります。
変動費には、食費や娯楽費も含みます。
単純にそれらの経費を削減するのではなく、少しでも負担が少ない削減方法を紹介します。
【食費】冷食などを活用して時短と節約を両立
・毎朝の缶コーヒーをやめる。
・「安心」は高くつくことを意識する。
外食は、家族4人であれば、外食を1回減らせば数千円の節約になりす。
最近は、冷凍食品や惣菜のラインナップが充実し、美味しくなっています。
自炊の時間がない人も、冷食などを活用しながら、外食の回数を減らすといいですね。
缶コーヒーについては、ついつい習慣で買ってしまいます。
オフィスであれば、缶コーヒーではなくて、ドリップパックを使えばお得です。
個人的には、安くて美味しいドリップパックを探すことは楽しみの一つです。
最近使っている人が増えましたが、マイボトルの活用もいいですね。
ペットボトルのお茶を買う代わりにマイボトルのお茶にすれば、1本あたり100円程度の節約になります。毎日買うのであれば、月に2000~3000円の支出削減になります。
スーパーの買い物では、「安心・安全は高い」という認識を持つといいと思います。
保険と同じですが、売り手は消費者の「不安な部分」をクローズアップして、「安心」を売ろうとします。その点を意識して、食品・食材を選びましょう。
「有機」、「日本製」などは安心できるかもしれませんが、使用頻度が高い食材であれば家計への影響も大きいです。私は、あまり過敏になりすぎる必要はないと思います。
【日用品・被服費】シンプルな生活をして無駄を減らす
・ファストファッションを利用する。
シンプルな生活と言うと抽象的ですが、言い換えれば、「モノを増やさない」ということです。
例えば、洗剤であれば、いろいろな用途の洗剤が販売されています。しかし、用途別に本当に必要でしょうか?
戸棚の奥に、使ってない洗剤や衛生用品ってありませんか。
CMに踊らされて、無駄な日用品を買わないようにしましょう。
被服費については、ファストファッションを活用しましょう。
全身ユニクロでもいいですが、メリハリをつけるといいですね。
例えば、消耗品である下着、シャツ、靴下などはファストファッションで十分でしょう。
その代わり、コート、バッグなど長く使うものは、耐久性などを考えて、納得するブランドのものを買えばいいと思います。
【娯楽・交際費】無料・低料金でも楽しめる
・無駄な飲み会に行かない。
・冠婚葬祭のコストを考える。
・平日に旅行に行く。
公共施設は、無料や低料金で利用できるものがたくさんあります。
例えば、図書館、公園、自治体が運営するプール・ジムなどです。
飲み会については、人によっては、ストレス発散に必要という人もいると思います。
ただ、サラリーマンをしていると、「付き合い」もあると思います。
「断りにくいから」という理由で行っている飲み会であれば、勇気をもって断りましょう。
冷静に、「この飲み会を断って、マイナスはあるか?」と考えれば、意外とマイナスは少ない場合もあります。
または、「2次会に行かない」など自分のルールを決めましょう。
1泊旅行などは、平日に行くことで、同じホテルでも低価格で宿泊できます。
金曜日か月曜日に休みを取って、連休を増やせば効率的です。
働き方改革で、有給休暇の取得義務もありますので、ぜひ平日に休みを取って、旅行を楽しみましょう。
合理的な経済感覚を身に付ける
電気代節約ためにエアコンを我慢して、睡眠不足になってしまったら仕事や生活に支障が出ます。
数百円のために生活の質が悪くなる、そのような節約をしてはいけません。
飲み会や旅行も、「行かない」ことが一番の節約ですが、それでは楽しみがなくなってしまいます。
もちろん、必要であれば、外食の回数を減らすなど、我慢も必要です。
ただ、長く続けるためには、負担をできるだけ少ないしながら節約に努めて、合理的な経済感覚を身に付けることが大事です。
特に私のような薄給サラリーマンにとっては節約は大切です。一緒に節約に励みましょう。
固定費削減についての記事はこちら。
【関連記事】固定費の見直しで月に1万円の支出削減
【関連記事】車の維持費を見直して固定費を削減
【関連記事】住宅関連費の削減で生活防衛
コメント