【学資保険は必要?】かんぽ生命の不適切販売を機に保険を考える!

自然と子ども節約

 かんぽ生命の不適切販売の問題が明らかになりましたが、かんぽに限らず、売り手の言われるがままに契約をして、不利益を被っている人は多くいます。

 保険や投資商品については、できるだけ商品を理解して、自分で判断することが必要です。
 
 例えば、かんぽ生命の代表的な商品に学資保険があります。

 ソニー生命、明治安田生命、アフラックなどでも同様の商品があって人気のようです。

 「子どもが生まれたら、学資保険」というイメージで、私も契約しています。

 しかし、本当に学資保険は必要なのでしょうか?
 
 改めて、学資保険の特徴とメリット・デメリットを考えてみたいと思います。

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学資保険はどんな保険?

 自然と子ども

 まず、学資保険がどのような保険か確認します。

 一言でいえば、子どもの進学や満期時にお金が受け取れる貯蓄型の保険です。

 満期時には満期保険金が支払われ、商品によっては、子供の進学する時などに祝い金や学資金が受け取れます。

 契約者(親)が亡くなると、保険料の支払いが免除されることも特徴です。

 亡くなった後は保険料を払わなくても、祝い金や学資金、満期保険金などは契約どおり受け取れるということです。

学資保険のメリットとデメリットをまとめてみます。

メリット
・契約者(親)が死亡した場合に支払い免除となる
・生命保険控除や一時所得の控除などの税制面での優遇がある
・強制貯蓄効果がある
デメリット
・中途解約すると元本割れのリスクがある
・長期的に資金が拘束される
・利回りが低い
・保険会社が破綻したときにペイオフがない

保険として、運用として中途半端

 個人的には、一番の問題は利回りの低さだと思います。

 運用と考えると低すぎますし、貯蓄であれば定期預金の方が出し入れが自由にできます。

 貯蓄型の保険全般に言えることですが、中途半端な商品です。

 学資保険の返戻率は、次のようになります。

ソニー生命104.4〜108.0%
フコク生命102.5〜105.8%
明治安田生命103.1〜105.0%
日本生命102.2〜104.9%
JA共済101.0〜104.2%
住友生命100.5〜104.9%
アフラック96.7〜98.4%
かんぽ生命95.2〜98.0%

 返戻率が最も高くて108%、低いところだと100%を切っています。

 例えば、20年間で返戻率105%とすると、月12500円(総額300万円)払い込んで、受け取る保険金は315万円。年率で考えると0.5%です。

 投資商品と考えると、利回り0.5%ということです。

 ネット銀行の定期預金などでは、0.3%とか0.2%が普通にあります。


 それに、学資保険は途中で解約すると元本割れしてしまうこともあります。

 実際に10%くらいは途中解約されているようです。

 資金が長く拘束されることを考えると、定期預金でもいいかもしれません。

利回り5%、3%で運用した場合は?

 リスクがとれるなら、積み立て投信などで運用してもいいと思います。

 月12500円を20年間、利回り5%で運用できれば、最終積立額は500万円を超えます

 より安全に、3%で運用したとしても、最終積立額は400万円超です。


 親の死亡時の保障については、掛け捨ての生命保険でカバーすれば十分です。

 年齢によりますが、ネット保険であれば、35歳、保険期間20年間、1000万円の保険金を受け取る契約で、月額2000円弱です。

 税制面の優遇については、生命保険で使える控除は限られていますので、大きなメリットとは言えません。

 そのようなことを考えると、学資保険のメリットは小さいと言えます。

保険の広告の意味を考える

 砂場

 インターネトで学資保険と検索すると、各保険会社の広告が出てきます。それに、学資保険を契約することを前提に商品を比較するサイトも多くあることが分かります。

 その背景を考えてみましょう。

 保険会社にとって、学資保険は「お子さんのために」という名目があるので、売りやすい商品です。
 学資保険をきっかけに、生命保険や医療保険を売るという狙いがあります。

 だから、お金を払って、広告という形で、学資保険を紹介しているのです。

 また、学資保険を紹介したサイト(ブログ)がたくさんあります。
 ファイナンシャルプランナーが解説しているサイトもありますし、比較サイトもあります。

 全部ではありませんが、契約してもらうことでサイト運営者にリターンがある場合もあります。
 いわゆるアフィリエイトというものです。
 そのようなサイトで「学資保険は必要ない」と書くことはありませんね。

 保険会社に限らず、保険を売ることで利益を手に入れる人が情報を発信していることを理解して、判断しましょう。

掛け捨て保険と資産運用の組み合わせの方がベター

 結論としては、私の場合、掛け捨て保険で死亡保障などをカバーしながら、コツコツと資産運用をする方がいいと考えています。

 保険は保険、貯蓄は貯蓄、運用は運用で分けて考えるということです。

 投資はリスクがありますし、面倒な部分もあります。

 「投資や資産運用は分からない」、「損したくない」という気持ちも理解できます。

 ただ、リスクがあって、面倒だから、旨みもあります。

 
 そのような結論になったのですが、
冒頭に言ったように、私も学資保険を契約しています。

 正直言って、失敗だったと思っています。

 しかし、今、解約すると元本割れになります。

 さっさと解約して、その資金を投資に回すという判断もできると思います。

 ただ、あと2年ほどで元本割れすることはなくなるので、それまでは契約を続けようと思っています・・・

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