【不動産投資の始め方】初心者向けセミナーの注意点と活用方法は?

パソコン不動産

 不動産投資のセミナーが各地で開催されています。

 特に、年金不安の問題が大きくマスコミでとりあげられて、参加者が増えているという話も聞きます。

 ただ、「どのセミナーに行けばいいのだろう?」という疑問を持つ人もいるでしょうし、「なんか怪しそうだな」と思っている人もいると思います。

 そもそも、不動産投資を始める場合、セミナーに行く必要はあるのでしょうか

 結論を言えば、「必要はない」と思います。

 セミナーを受講しなくても不動産投資を始めることができるし、収益を上げることもできます。

 ただ、すべてが無駄なセミナーではありません。

 行く価値があるセミナーもありますし、活用方法もあります。

 私が「セミナーに行く必要はない」と思う理由やセミナーの種類などについて解説します。

パソコン

スポンサーリンク

不動産投資セミナーの種類ー主催者に注目!

 一言で、「不動産投資セミナー」といっても、いろいろな種類があります。

 不動産投資全般を解説する内容もあるかもしれませんが、新築ワンルーム、中古マンション、新築アパート、中古1棟マンション・アパートなど建物別のことも多いです。

 それに「医師向け」、「公務員向け」、「サラリーマン向け」、「女性向け」などの分け方もあります。

 ここでは、不動産投資を始めようと思っている人が受講する「初心者向けのセミナー」について解説したいと思います。

 
 まず、注意すべきポイントは、「主催者」です。

 不動産投資セミナーは、主に次のようなところが主催しています。

①不動産会社・不動産投資コンサル
②建設会社・リフォーム会社
③税理士事務所・FP(ファイナンシャルプランナー)事務所
④その他団体

①と②は、分かりやすいですね。

不動産に関連した仕事をしている業界ですので、セミナーを開催することが多いです。


③の税理士事務所とFPについては、投資や不動産と関わりが深い業種です。

相続対策や投資商品の一つとして、不動産投資の特徴を教えてくれることもあります。

建設会社のセミナーの講師として税理士やFPが招かれていることも多いですね。

大手ハウスメーカーが税理士を講師に招いて開くセミナーもあります。

不動産投資というより、相続対策としてのメリットをしってもらうためのものです。


④は、大家の会や金融機関などです。

大家の会では、有名大家さんを招いてのセミナーなども開催されています。

金融機関も相続対策や土地活用に関連して、不動産セミナーを開くことがあります。

講師は、税理士やFP、不動産コンサルなどが多いでしょうか。

無料セミナーの意味とポジショントーク

 街中を走る自転車

 主催者を見れば、セミナー開催の目的が分かると思います。

 特に「無料」であれば、セミナー以外で収益を得るために開催しているはずです。

 不動産会社や不動産コンサルは、当然ですが、物件の仲介料をねらっています。


 初心者向けセミナーの場合、不動産投資の方法やメリットを理解してもらって、物件を紹介したいのです。

 セミナーの後に個別相談会が開かれたり、アンケート用紙に年収などを書かされると思います。

 「この年収なら、5000万円くらいのアパートであれば融資は大丈夫だろう」と値踏みされる訳です。


 税理士事務所・FP事務所は、既存顧客へのサービスや新規顧客開拓のためにセミナーを開くことが多いです。

 不動産会社や建設会社と提携していることも多いので、注意が必要です。


 セミナーの内容に関しても、主催者のポジショントークであることを考えながら、聞きましょう。

 不動産投資コンサルのセミナーであれば、不動産投資のメリットが強調されるでしょう。

 アパートメーカーのセミナーであれば、新築アパートの優位性がクローズアップされるでしょう。

 必ず、主催者のポジショントークであることを勘案すべできす。

「いい物件」は営業の必要はない

 不動産会社・不動産コンサルが主催するセミナーに出席すると、個別相談会や後日の営業で物件の提案を受けることも多いと思います。

 特に、年収が高い初心者や自己資金(貯蓄)がある人は確実に営業の連絡があるでしょう。

 

 なぜ初心者に物件を紹介するのでしょうか?

 割安な物件であれば、ネットに掲載すれば、すぐに買い手が付きます。

 ネットに掲載しなくても、知り合いのオーナーに紹介すれば、喜んで買ってくれるでしょう。

 つまり、セミナー後に紹介されるような物件は、投資家目線で見ると「イマイチな物件」がほとんどです。

 建設会社であれば、新築アパートを建ててもらうことが利益になるのです。

 建売の新築アパートが全部悪いと言いませんが、割安であれば、すぐに売れてしまいます。割安ではないので、売れ残っているのです。

 セミナーを受講するのはいいですが、紹介される物件に飛びつくのは辞めたほうがいいでしょう。

 セミナーに限ったことではありませんが、相手が儲けているポイントを見極めましょう。

 
 もちろん、不動産会社と不動産投資家の利益が相反するとは限りません。

 不動産会社、投資家の双方が儲けることもあります。

 しかし、「いい物件」は少ないのです。

 売らなければ、仲介手数料はもらえません。

 「いい物件」だけでは、売上が少ないので、初心者に「売れる物件」を売るのです

「初心者向け」セミナーは特に注意

  初心者に売るのはなぜでしょう。

  ひとつは、知識が少ないので、儲からない物件でも買ってもらえる可能性があるからです。

  それに、所得が高い人や現金がある人であれば、1棟目は融資を受けられる可能性が高いからです。

 「初心者向け」、「不動産投資の仕組みを分かりやすく解説」、「簡単に始める不動産投資」などの言葉には注意しましょう。

セミナーの活用法は?

 ペンダントライト

 では、セミナーの活用法はあるのでしょうか?

 初心者向けセミナー程度の知識であれば、書籍やブログなどが学ぶことができます。

 儲からない物件を買わされないためにも、最低限の勉強をしてセミナーに参加した方がいいと思います。

 知識があれば、セミナーの内容も理解しやすいですし、儲からない物件を売りつけられる可能性も少なくなります。

モチベーションアップや人脈づくりに

 不動産投資の基本については独学で学べますが、「大家さんの体験談などを直接聞いてみたい」という気持ちも理解できます。

 現役大家が講師のセミナーであれば、その人の考え方や不動産投資の方法などを聞くことができるかもしれません。

 また、大家の会などが主催するセミナーでは、懇親会が開かれることもあります。

 懇親会で、信頼できる先輩大家をみつけて、仲良くなることができれば、地域のリアルな情報を聞けたり、アドバイスをもらうことができるかもしれません。

 投資家仲間を見つけるために、「懇親会狙いでセミナーを受講する」という人もいます。

 しかし、懇親会にも、初心者を狙う不動産コンサルや建設業者がいるかもしれません。

 セミナーや懇親会で、「簡単」、「安心」、「確実に儲かる」などの言葉をよく使う人は、懇意にしない方が賢明です。

セミナーよりも物件を見て、不動産屋を回る

 不動産投資を始めようと思っている人の中には、「まず勉強」ということで、数多くのセミナーを受講したり、何十冊も本を読んでいる人も多いです。

 SNSにも情報が溢れているので、勉強しようと思えば、きりがありません。

 自己資金があって、ある程度の勉強ができたら、セミナーよりも物件を見に行って、不動産屋と話したり、銀行に物件を持ち込んでみることが重要です

 多く物件を見ることで、投資物件としての良し悪しを判断できるようになりますし、怪しい不動産屋と信頼できる不動産屋を見分ける力も付きます。

 内見した物件が買えなくても、「買える人」であることを不動産屋に分かってもらえれば、次の物件を紹介してくれるかもしれません。

 物件探しは、自分で動くことが基本です。

 セミナーで勉強してもいいですが、物件を紹介してもらえると期待するのは辞めましょう。

【関連記事】【不動産投資の始め方】今日からできる勉強方法を紹介

【関連記事】【不動産投資の始め方】始める前に知っておくべき4つのデメリット

コメント